2007年10月13日
極楽浄土派と娑婆世界派の対立
アスキー新書 山崎秀雄著「Google vs セカンドライフ」を今読んでます。
読んでいて特に印象に残った文章がありました。
記事要約
今米国では本質議論がされています。
この議論は極楽浄土派と娑婆世界派に分類されています。
そして両派に対立が起こり、過激な一部の極楽浄土派が娑婆世界派の企業に攻撃をしかけました。
今はこの動きは一時静かになっていました。
しかしボイスチャットの導入で両者の対立が再燃しています。
極楽浄土派にとっては「せっかく男性が女性になって楽しんでるのにボイスチャットは娑婆世界の声を浄土
に持ち込む悪い道具だ」というわけです。
セカンドライフを真剣なレジャーと考える彼らは怒っています。
極楽浄土派はネットコミュニティを現実世界と切り離された極楽浄土とみなし、みずからのアイデンティティ
を現実世界をまったく別物として,羽根が生えたアバターとしてアバターを使うことです。
セカンドライフは現実とは異なる「仮想世界」ということです。
一方 娑婆世界派はネットコミュニティを「現実を保管する単なる手段」とみなします。
SNSで支配的だった「実名原理主義」の主張はこれに相当します。
つまりアイデンティティは物理世界でもミクシーのようなネットコミュニティでも一つであるべきだという
主張です。ネットは娑婆世界の延長にある道具にすぎないという見方です。
セカンドライフで現実のブランド商品を販売する企業のアプローチや、似顔絵アバターを使う
企業のアプローチがこれに当たります。
米国で起こった事は、日本でも同じようなことが起こる気がするし、
ボイスチャットがほとんど使われない状況もそいいうことなのかな?
読んでいて特に印象に残った文章がありました。
記事要約
今米国では本質議論がされています。
この議論は極楽浄土派と娑婆世界派に分類されています。
そして両派に対立が起こり、過激な一部の極楽浄土派が娑婆世界派の企業に攻撃をしかけました。
今はこの動きは一時静かになっていました。
しかしボイスチャットの導入で両者の対立が再燃しています。
極楽浄土派にとっては「せっかく男性が女性になって楽しんでるのにボイスチャットは娑婆世界の声を浄土
に持ち込む悪い道具だ」というわけです。
セカンドライフを真剣なレジャーと考える彼らは怒っています。
極楽浄土派はネットコミュニティを現実世界と切り離された極楽浄土とみなし、みずからのアイデンティティ
を現実世界をまったく別物として,羽根が生えたアバターとしてアバターを使うことです。
セカンドライフは現実とは異なる「仮想世界」ということです。
一方 娑婆世界派はネットコミュニティを「現実を保管する単なる手段」とみなします。
SNSで支配的だった「実名原理主義」の主張はこれに相当します。
つまりアイデンティティは物理世界でもミクシーのようなネットコミュニティでも一つであるべきだという
主張です。ネットは娑婆世界の延長にある道具にすぎないという見方です。
セカンドライフで現実のブランド商品を販売する企業のアプローチや、似顔絵アバターを使う
企業のアプローチがこれに当たります。
米国で起こった事は、日本でも同じようなことが起こる気がするし、
ボイスチャットがほとんど使われない状況もそいいうことなのかな?
Posted by SLドリーマー at
08:40
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