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2007年10月27日

重度の心身障害者がグループで利用

ティム・ゲスト著「セカンドライフを読む」を読んでいますが、
その中で重度の心身障害者のグループ利用についての記述がありました。

記事要約

ボストン郊外にあるエバーグリーンセンターは重度の心身障害者のディケアセンターがあり、その中に

ワイルドといわれる九人のグループがある、彼らは全員脳性麻痺か知的障害を持っている。

その彼らが最も楽しみにしている時間がセカンドライフをプレイする時間だ。

「さあ みんなコンピュータ室へ行く時間よ」

ワイルドの9人のメンバーがいっせいに動き出した。

どの顔も興奮している。

彼らには世界に知ってもらいたいことが、たくさんあるのだ。

コンピューター室の広さは3.6mX3m

全員がおさまるにはぎりぎりだ。

それぞれが自分の居場所を確保しようと、押し合いへしあいが読いた末に

やっと全部の車椅子が壁に向けてならべられた。

コンピューターを起動するとプロジェクターが点灯し、壁いっぱいに1.5m四方の景色が映し出された。

田舎の風景だ。

やがてレッドソックスのTシャツを着た男があらわれた、彼こそグループ9人のアバターワイルド・カニンガムだ。

コンピューターの前にいたい最大の理由は、このワイルドのおかげなのだ。

週に2度1時間ずつ、セカンドライフの世界に入り、ワイルドとして活動する。

コンピュータの前の彼らはアバターのワイルドをみているのではなく、彼ら自身がワイルドになるのだ。

ワイルドになった彼ら9人は、自由の利かない日常から開放される。

ワイルドになれば、歩くことができる。

ワイルドになれば、、服を着られる。

ワイルドになれば、好きなだけ会話を楽しみ、人を笑わせ、空を飛ぶことができる。



重度の障害者であれば、パソコンを自由に操ることはできないかもしれないけど、グループで

一つのアバターを共有し介護者とともに、世界の人たちと交流する。

そんな使い方はSLの特性を生かした活用だと思います。

アメリカで行なわれていることは日本でもできるのではないでしょうか。

また障害者だけでなく、高齢者がグループで利用するなどの使い方もこれからでてくればいいですね。



Posted by SLドリーマー at 22:41│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして。

SLドリーマーさんの記事を読んで、何故かナミダがこぼれました。

あのね、すでに日本でも障害を持っていても、SLで頑張っている日本アバターさんがいらっしゃるのね。彼はすごく頑張りやさんで、リアルでの仕事・・・世界進出しようとしているところです。

本当にたくさんの夢や希望のあるセカンドライフ・・・。

私もそんな方のお手伝いができればと、少しずつですが、セカンドライフで楽しい事、面白い事をみつけて記事にしてます。

いろんな人が、SLで心癒してくれたり、旅行費をかけなくても世界旅行したり・・・。

本当にみなさんが「楽しかったぁ~」って思えるようなワールドがもっともっと膨らんでくれるといいですよね。

とても、ステキな記事でしたので、ついつい、コメント書き込ませてもらいました。

失礼します。         Hiromi Lowey
Posted by Hiromi Lowey at 2007年10月28日 12:49
わたしはこの本を読んで、思ったことはSLの操作の難しさを克服するにはグループで利用すればいいというところです。
グループでSLをうまく活用すれば、SLの難しさの弱点を克服でき、さらにいろんな分野で利用できるんじゃないかと思います。
Posted by SLドリーマーSLドリーマー at 2007年10月28日 22:10
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